ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール/スチュアート・マードック【映画館で鑑賞】
ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール/スチュアート・マードック【映画館で鑑賞】
映画『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』予告編 - YouTube
この感情は恋ですか?いいえ、愛です。
シネ・ルーブル梅田で鑑賞。監督・脚本は、ベル&セバスチャンのスチュアート・マードック。ミュージカル映画ですので、全編通して音楽が流れます。そして、そのどれもが良曲。映画においての音楽の重要性を改めて認識させられました。
映画のストーリーは、拒食症の少女イヴがなんやかんやでバント組んで歌うたうといったもの(←適当)。とりあえず、主演のイヴ役の女優さんが可愛い。この感情が何かと聞かれたら、これはきっと愛でしょう。服装も髪型も歌もダンスも素敵です。とにかく、この映画は可愛いで溢れております。それでいて甘ったるすぎない。これは、ひとえに音楽の力ではないでしょうか。甘い言葉も、クサい台詞も、音に乗せれば軽やかに胸へと届きます。
そして、何より終わり方が良い。とてもあっさりしております。甘すぎないと言ったものの恋愛要素の濃い映画ではありますので、最後まで見るとやはり少しベタつきを感じます。そこで、このラストです。それまで、散々チョコやキャラメルをつまみ、ベタついた指をそっと拭ってくれます。おしぼり的ラストです。 大きな感動はありませんが、鑑賞後は口笛を吹きながら帰りたくなる様な映画でした。
勝手に採点、星5つ。
ダライ・ラマ14世/光石富士朗【映画館で鑑賞】
ダライ・ラマ14世/光石富士朗【映画館で鑑賞】
頭ん中がグルグルします!
第七藝術劇場にて鑑賞。久しぶりにドキュメンタリー映画を見ました。やはり、映画館で見るドキュメンタリーはいいですね。製作者の伝えたいことが、自分の内側までダイレクトに届く気がします。劇場の明かりが落ち、自分の体と空間との境目があやふやになることで、考え方や心といった内面だけで、映画と向かい合えるからではないでしょうか。
映画の内容は、ダライ・ラマ14世という人間を通して、チベットについて、仏教について、平和について、生についてなど様々なことを問いかけるものでした。私もダライ・ラマの言葉を聞き、考えに耽ることもしばしば。字幕を読み忘れてしまうような瞬間が何度もありました。2時間脳みそがフル回転し、鑑賞後は少しの疲労感と充実した気分が残りました。
ただ、盲目的にこの映画の内容を信じてしまうのも違うかと思います。製作者側がこう見せたんだろうなと感じる部分も多々ありました(チベット人と日本人の子供の考え方のインタビューなど)。童話ムーミンに出てくる旅人スナフキンの言葉で『だれかを崇拝しすぎると、ほんとうの自由は、得られないんだよ』というものがあります。鑑賞後、興奮する自分がいる一方で、スナフキンの言葉を思い出すのでした。
勝手に採点、星4つ。