ミニシアターで昼寝

映画の感想、垂れ流し。びちゃびちゃ。

メゾン・ド・ヒミコ/犬童一心【DVDで鑑賞】

メゾン・ド・ヒミコ犬童一心【DVDで鑑賞】


「メゾン・ド・ヒミコ」予告編 - YouTube

 

同性愛差別いくない!

ゲイ専用の老人ホームを舞台にした映画。以前、オダギリジョーの出演映画を網羅しようとしている時に、なんとなく飛ばしてしまっていた作品。本当の事を言えば、同性愛がテーマという事で、避けていたところもありました。そうです、私は小さい人間です。
 
映画のストーリーは、ゲイ専用老人ホーム“メゾンドヒミコ”のオーナーである卑弥呼が末期ガンに侵された事で、疎遠になっていた娘の沙織(柴咲コウ)が老人ホームの手伝いを始めるといったもの。登場人物は、柴咲コウ以外ほぼゲイ。オダギリジョーもゲイ。ゲイ役なのにカッコいいオダギリジョー。むしろにオダギリジョーにとってゲイはプラス要素ではなかろうか。実際にオダギリジョーがゲイであることを告白したら、女性ファンは増えるのではなかろうか。アンニュイさ増し増しです。
 
この映画をみて感じたことは、ゲイであろうとオカマであろうとカッコいい人はカッコいいということ。自分らしく堂々と生きることが大切。隠そうとするからウィークポイントになるのです。堂々と押し出せば、それはチャームポイントです。マツコDXさんも、オカマであることをアイデンティティとし堂々と生きているからこそ、世間に受け入れられ、視聴者の代弁者としての地位を確立しております。これは、大学時代に私が発見した”ブラックマヨネーズ理論”に基づく考え方です。人気お笑いコンビ、ブラックマヨネーズの二人はハゲとブツブツを敢えて押し出すことにより、笑いを生み出します。彼らにとってハゲとブツブツは、ウィークポイントではなくチャームポイントなのです。私も、世間一般から見れば”しゃくれ”に属する人間ですが、これからはいつもの1.2倍しゃくらして生きていくことを、ここに誓います。

 

勝手に採点、星3つ。

 

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人生スイッチ/ダミアン・ジフロン【映画館で鑑賞】

人生スイッチ/ダミアン・ジフロン【映画館で鑑賞】


映画「人生スイッチ」 予告編 - YouTube

 

人生スイッチ押したろかしらん

質の悪い「世にも奇妙な物語」です。久しぶりに、時間と金を無駄にしたと心から思える映画に出会いました。これがあるからミニシアターは止められません。

本作品は、全6作品の短編集からなっております。映画のフライヤーには、抱腹絶倒、間違いなし的なことが書いてありました。私は「こりゃ見なけりゃならん」と意気揚々と映画館へと足を運びました。映画の内容は、人々がキレる瞬間、つまり人生を終わらせるスイッチを押してしまう瞬間を6つの短編で描いたものでした。

まず、映画として短編集は逃げです。敵前逃亡です。あるいは、100m走の前に「今日、朝ご飯おかわりし過ぎたわ。」と先に言い訳している様なもの。特にこの映画は、最後に全ての話が繋がる様な仕掛けもなく、なんのために短編集にしてるのかがわからない。アイディアだけ浮かんでいたけど、2時間までの映画には出来なかったアイディアの燃えカス、アイディアの老廃物を集めて固めただけのものを見せられました。短編集とは、本来2時間映画を作れる様な題材をあえて15分に纏めるからこそ、濃厚な一口でも満足出来る作品になるのではないでしょうか。しかしこの映画の場合は、2分くらいで作れるYouTubeに上げるようなムービーを、下ネタと殺人というパンチの効いた調味料で味付けし、無理矢理に観客を騙しにかかっています。鑑賞中、私も人生スイッチ押したろうかしらんと思いました。

勝手に採点、星1つ。


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